Flashのプログラミングにおいて、シンボルの理解は絶対に欠かせません。

メタなデーターと違って、シンボルになったムービーやボタン、グラッフィックにはシンボルの振る舞いを表現するプログラムを関連付けることができるからです。

シンボルの説明をダウンロードする(PDF)。

 

上のビデオの中で、シンボルに名前をつけるときに、漢字を使っています。これはビデオを見る方に解りやすいように配慮したものなのです。ですが、プログラミングの観点から言うとダメです。

何がダメかというと、変数名などに漢字(2バイトコード)を使うことに問題があります。FLashではUTF-8(bom付き)の漢字コードをサポートしていますが、もしこのプログラムのファイルをこのコードに対応していないテキストエディタで編集したとき、BOMなしに変換されることが多いのです。そうするとFlashCS4ではエラーを起こすことになります、下手をするとそんなファイルはないということになります。日本などアジア圏のFlashの作品で漢字を使わないのは不可能といえばそうなのですが変数名に漢字を使うなとは、C言語の時代から常識といえば常識なので覚えておいて損はありません。(今の時代かならずしもエラーになるということはないかもしれませんがね。)とくに変数などには命名規則を設けるのが普通なのです。たとえば、この猫のシンボルならば、ムービークリップなので、「mc_Neko」 と命名すれば、問題ないでしょう。このインスタンスには、ins_mc_Nekoと命名すれば、その文字列を見るだけでなにかがわかりますよね。